羊毛は羊の表皮から成長する繊維です。羊は約3000種ありますが、その中で多く用いられるのは「メリノ種」という品種です。 
羊毛は繊維の表面にスケールがあり、繊維自体に捲縮(クリンプ)があります。スケールとクリンプにより、アンゴラのような毛抜けが生じ難い構造となっています。
また、クリンプにより空気の層を作る事で保温性が高まります。  
羊毛の糸を作る過程はつぎのようなものです。
<選別する→洗う→ほぐす→くしけずり引き伸ばす→紡ぐ(つむぐ)→撚りをかけて糸にする> 


 
・保温性があります。
・水をはじく性質と湿気をよく吸収する性質をあわせ持っています。         
・型崩れし難いです。


 
・水の影響で収縮し易い性質があります。
・水分を含んだ状態で、摩擦やもみ作用が加わるとフェルト化*します。

 *〔フェルト化〕水分と揉み作用によって羊毛のスケールが絡み合ってフェルトのような厚みのある状態になる事です。


 
羊毛は、衣類害虫やカビの好きな蛋白質から出来ています。汚れやシミを除去して防虫剤を入れて保管しましょう。

ニットは糸の撚りが甘く組織も密でないものが多いため、毛玉になりやすい性質があります。連続着用は避け、毛玉が出来た場合は市販の毛玉取り器やハサミ等でお手入れしながら着用しましょう。