肌触りが良いこと、取扱いやすいこと、価格が適当であることから、衣料品の中で一番多く使用されている繊維です。

紀元前3000年ごろから栽培されていたと言われています。

綿は実が熟して破れ目ができ、中から白い繊維(コットンボール)が顔を出します。 〔図1〕

繊維が長いほど高級とされ(超長綿)、代表格が海島綿(シーアイランドコットン)やエジプト綿です。

図1:コットンボール

 
・繊維に丸みがあり、柔らかいので肌触りが良いです。

・繊維が中空になっていて、汗や水分を吸い取り、発散させやすい性質があります。〔図2〕

・水にぬれても強度が低下しません。
また、アルカリにも強いので水洗い可能な 表示のものが多いです。

・水分を吸う性質が大きいので静電気が起きません。

図2:綿繊維の断面

 
・水にぬれると繊維が膨潤するため、乾燥時に収縮
することがあります。

・摩擦で繊維が毛羽立ちます。ぬれている状態では
現象がひどくなります。

・濃色の製品は、洗濯の際に漬け置きしたり、
ぬれたまま長時間放置されると色落ちします。

・燃えやすいので、表面を起毛したりして毛羽のあるもの
(ネルなど)は、火がつくと火が表面を一瞬に走る現象が起きます。
〈ファイヤーフラッシュ現象といいます〉


 
・綿は各国で生産されていますが超長綿として知られているものに次のようなものがあります。

イギリス領西インド諸島の海島綿、エジプトのギザ綿、スーダン綿、ペルーのピマ綿、
インドのハイブッリド綿、アメリカのスーピマ綿、中国の新疆(しんきょう)長繊維綿など

・アレルギー問題などでオーガニックコットンなどが話題になっています。