衣類の素材
茶色のコーデュロイのジャケット。着用でパイルが抜けた。(図1〜2)

       図1:事故部

       図2:事故部


ベージュのコーデュロイのパンツ。着用でパイルが抜けた。(図3〜5)

       図3:事故部

       図4:事故部

       図5:正常部

黒いベルベットのジャケット。ガムテープでホコリを取ったらパイルが抜けた。(図6〜7)

       図6:事故部

       図7:正常部



ベルベットやコーデュロイは、添毛織(てんもうおり)とも言われ、地糸とは別にパイル用のタテ糸またはヨコ糸をカットする事で織物の表面をパイルで覆ったものです。

ベルベットはタテ糸をカットしたタテパイル織物、コーデュロイはヨコ糸をカットしたヨコパイル織物です。

このように織組織の間にパイルが挟み込まれているだけなので、強い摩擦作用が加わったり、粘着テープなどで引っ張られるとパイルが抜けて地組織が見える事があります。

図8:コーデュロイの場合 カット前

図9:コーデュロイの場合 カット後

 
織組織の特性上、強い摩擦作用や粘着テープにより
強く引っ張られる等の作用によりパイル抜けが生じたものです。
 

着用時にはバッグ等での過度の摩擦に注意しましょう。

ホコリが付着した場合は、強い粘着力のテープでの除去は避けましょう。

また、粘着テープを使用する場合は、目立たない部分で確認してから使用しましょう。

織物ではベルベット(ビロード)・コーデュロイ(コール天)・別珍(ベルベッチン・綿ビロード)、
編地ではベロアなどです。