衣類の素材
ニット(毛45%アクリル35%ナイロン20%)を着ていたら、袖や裾に毛玉が出来た! (図1〜3) 

図1

図2

図3

カットソー(ポリエステル90%ポリウレタン10%)を着て、斜めにバッグをかけていたら、その部分が毛羽立ったり毛玉になった!(図4)


図4


スカート(毛100%)をクリーニングしたら、全体的に毛羽立って毛玉も出来た!(図5・6) 
(取り扱い表示は「水洗い禁止・ドライ石油系」でタンブラー乾燥禁止)


図5

図6


繊維が摩擦作用によって毛羽立ち、毛羽同士が絡み合う事で毛玉となります。
 
<毛玉の発生過程>
・摩擦(スレ)により毛羽立つ。      〔毛羽立ち〕
・近くの毛羽が集まって絡み合う。    〔毛羽寄り〕
・だんだん大きくなり一つの玉になる。 〔毛玉〕
・更に摩擦され脱落する。または脱落せずに著しくなる。

  1:毛羽立ち / 2:毛羽寄り

  3:毛玉 / 4:毛玉の脱落

 
毛玉はほとんどの繊維製品に発生する可能性が
あります。

ソフトな風合いを出すために糸の撚りが甘かったり、
部分的な摩擦作用を受ける事で著しい状況になる事があります。わきの下等は汗等の水分で毛玉が出来易くなる事もあります。

また、素材によっては強度が高いものが混用されていると、摩擦作用で脱落せずに状況が著しくなる事もあります。

ケース3の場合は、注意表示は付記していましたが、
誤ってタンブラー乾燥された事により、全体的に毛羽立ちが生じてしまったものです。
 

連続着用を避けたり、バッグやベルトなどによる部分的な摩擦作用が加わらないようにしましょう。

また、毛玉が出来てしまった場合は、はさみや市販の毛玉取り器等でお手入れがお勧めです。

糸の撚りの甘いもの、獣毛やレーヨン等のソフトな風合いのもの、表面に毛羽があるものなどが毛玉になり易いものです。